危険物取扱者試験 乙4ってどんなもの
●危険物取扱者試験ってどんなもの? No.1
(先生)はじめまして、こんにちは。
危険物の取扱について、これから一緒に勉強していきましょう。
乙4講座を担当します、ふみかと申します。
よろしくお願いします。
私たちがこれから学んでいく危険物取扱者については
「消防法で定義された、火災を発生させる危険性の高い物質」
これらについて勉強していきます。
(いずみ)家で天ぷらを揚げたりする、油などでしょうか?
(先生)うん、動植物油なども当てはまるわ。
また車で使用するガソリン、軽油などもそうね。
乙4講座ではこれらを中心に勉強していくわね。
(美菜)そっか。
でも乙4の試験ってどれくらいのレベルなの?
けっこう難しい感じ?
(先生)乙4の合格率は30%前後くらいかしら。
乙4は、甲種、丙種と比べて特に受験者数が多いわね。
それじゃどんな問題が出題されるのか、ちょっと見てみましょう。
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問題 危険物の説明で正しいのはどれでしょう?
- 甲種、乙種、丙種に分類される。
- 第一類から第三類に分類される。
- 指定数量が小さい物ほど危険性が高い。
- 消防法で定められた、化学性薬品である。
- 分類の中で最も危険な物は第三類である。
(先生)さあどれが正しいかしら?
わかりそうな選択肢あるかな?
(美菜)これ「1. 甲種、乙種、丙種に分類される」が正しいんじゃない。
たしか甲、乙、丙種に分かれてるよね。
本屋さんに並んでるの、見たことあるよ。
(先生)うーん、残念。
というのも、これは危険物取扱者免状の分類で、
危険物の分類じゃないから、これは×ね。
ちょっとややこしいわね。
(美菜)それじゃ、「2. 第一類から第三類に分類される」は、
・・・
間違ってそうかな?
(先生)うん、「2」は間違っているわ。
第一類から第六類に分類される、なら正解よ。
(いずみ)「3. 指定数量が小さい物ほど危険性が高い」はどうでしょう。
・・・
○のような気がします。
(先生)うん。これが正解になるわね。
指定数量っていうのは、消防法の規制を受ける危険物の量のこと。
簡単に言うと、危険物でも量が少なければ危険性は少なくなるよね。
よって危険性が高い物は指定数量はちょっとだけ、
逆に危険性が低いものは、指定数量が多め、となるわけ。
それじゃ、残りについても見ていきましょう。
「4.消防法で定められた、化学性薬品である」
これはどうかな?
(美菜)「×」だよね。
(先生)どうして?
(美菜)えっ? 答えは「3」だから、他のは×でしょ。
(先生)・・・
ま、そうなんだけど・・・
(いずみ)化学薬品以外にも危険物があるから×だと思います。
(先生)うん、そのとおりね。
危険物には化学薬品以外の物も含まれるわ。
それじゃ最後、
「5. 分類の中で最も危険な物は第三類である」これは?
(美菜)はい、×でございます。
(先生)・・・どうして?
(美菜)答えは「3」だから・・・じゃなくて・・・
えっと、一番危険なのは第三類じゃなくて、第一類だから?
(先生)うーん・・・残念!
危険物の分類っていうのは、危険物の性質によって分けられているの。
だから危険性によって分類されていないのよ。
(美菜)じゃあ危険物は全部危険ってことなんだ。
(先生)うん、そういうことね。
ちなみに第一類は酸化性固体、具体的には塩素酸カリウムなど
第三類は自然発火性物質及び禁水性物質、ナトリウム、リチウムなどがあるわ。
(美菜)???
・・・まあ、ナトリウムくらいは・・・
(いずみ)塩素酸カリウムって聞いたことないです。
(先生)大丈夫、大丈夫。
これから勉強していく乙4の分類は聞いたことのある物が多いから。
ガソリン、灯油、軽油、エタノールなどよ。
危険物全般に関する選択問題もあるから、これからしっかり
勉強していきましょうね。
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